テーブルトークRPGなどの情報を扱う総合情報サイト「roleplaying.jp」は2024年4月1日、AIを使ってTRPGのゲームマスターを養成するオンライン講座を開講した。受講期間は1ヶ月間で受講料は99,800円。受講生は受講期間中、何度でもオンラインで受講することができる。なお、講座は独自のオンラインボイスセッションツールを使用するため、PCもしくはスマートフォンおよびマイク等が必要となる。
roleplaying.jpが始める「AIを使ったゲームマスター養成講座」は、受講生がゲームマスターになってAIのプレイヤー4人と共にオンラインセッションを行う。ゲームルールはファンタジー系主要作品の中から選択することができる。シナリオはroleplaying.jpが独自のものを用意するが、ルールブックはセッションで使用したいものを受講生が別途用意する必要がある。
通常、セッションを行う場合は「戦士」「格闘家」「魔法使い」「僧侶」など職種を決めてパーティを組むのが主流だが、この講座では「ボケ」と「ツッコミ」を決めてパーティを組む。TTRPG.JPの講師によると、パーティにツッコミ役が多いほどゲームの進行は楽になるため、最初はボケ役1人、ツッコミ役3人でセッションを組むことを推奨していると言う。職種はシナリオごとに最も適切なものが、自動的にAIに割り当てられる。
全員がボケ役もしくはツッコミ役でパーティを組むことも可能だが、通常ツッコミはボケ役のAIに向けられるところ、全員がツッコミ役の場合は受講生に向けて集中砲火するため「よほど強いハートの持ち主でないと1セッションは耐えられない(roleplaying.jp講師)」と言う。また、ボケ役4人ではいわゆる「ボケ殺し」が多発してパーティが殺伐とする他、戦闘中においてもパーティ全員が戦闘よりボケることを優先するため、こちらも「相当自分の腕に自信があるゲームマスターでない限りおすすめはしない(前述の講師)」としている。
外部サイト
AIを使ったゲームマスター養成講座(2024年4月開講) – roleplaying.jp